ふたを閉じても Mac をスリープさせない方法
2026年10月6日 更新
MacBook はふたを閉じるとスリープします。ふだんはそれで困りませんが、ダウンロード、レンダリング、バックアップ、AI エージェントがまだ動いているときは別です。
動かし続ける正攻法は 3 つあります。クラムシェルモード(外部ディスプレイを使う Apple 公式の方法)、スリープをオフにするターミナルのコマンド、そしてそれを安全装置つきでやってくれるアプリです。それぞれが何をするのか、いつ使うのかをまとめました。
要点まとめ
- 外部ディスプレイがあるなら、クラムシェルモードが標準で使えます。電源、ディスプレイ、キーボードかマウスをつないでから、ふたを閉じます。
caffeinateは開いた Mac を起こしておけますが、それだけではふたを閉じたときのスリープは止められません。sudo pmset -a disablesleep 1なら、ふたを閉じても、バッテリーでも動き続けます。元に戻すにはsudo pmset -a disablesleep 0。- 動いたまま閉じた MacBook をバッグに入れるのは絶対にやめましょう。熱を逃がせず、バッテリーも減っていきます。
- Amphetamine や Clacky の Keep Awake のようなアプリは、これにタイマーやバッテリー残量での停止を組み合わせています。
あなたに合う方法は
| ふたを開けたまま | 閉じて+ディスプレイ | 閉じてディスプレイなし | |
|---|---|---|---|
| caffeinate | はい | いいえ | いいえ |
| クラムシェルモード | はい | 電源接続時 | いいえ |
| pmset disablesleep | はい | はい | はい |
安全装置つきの Keep Awake
Clacky の Keep Awake は、選んだ時間だけ、または AI エージェントが終わるまで Mac を起こしておきます。Lid-closed mode はバッテリーが少なくなると止まり、止まるときにスリープを元に戻します。7 日間無料、カード不要。
クラムシェルモード(Apple 公式の方法)
MacBook を外部ディスプレイにつないで使うなら、これが標準でサポートされている方法です。Apple が挙げている条件:
- 電源アダプタをつなぎます。
- 外部ディスプレイと、外付けのキーボード、マウスまたはトラックパッドをつなぎます。
- Mac が起動してディスプレイに表示されたら、ふたを閉じます。
Mac は外部ディスプレイで動き続けます。新しめの macOS では、ふたを閉じた状態で使う前に、新しいアクセサリの接続を許可する必要があるかもしれません。
出典:Apple: use an external display with your Mac laptop · Apple: allow accessories to connect
もうひとつ知っておくと便利なのが、システム設定 → バッテリー → オプション にある Prevent automatic sleeping on power adapter when the display is off(ディスプレイがオフのとき、電源アダプタ接続中は自動でスリープさせない)です。画面が自動でオフになったときに Mac がスリープしないようにする設定で、ふたを閉じたときのスリープは止めません。Apple: sleep and wake settings
caffeinate(標準搭載、ふたは開けたまま)
caffeinate は macOS に最初から入っているターミナルのコマンドです。実行しているあいだ、Mac を起こしておきます。
caffeinate -dis # Ctrl-C を押すまでディスプレイとシステムを起こしておく
caffeinate -i -t 3600 # 1 時間起こしておく
caffeinate -i -w 12345 # プロセス 12345 が終わるまで起こしておく-d はディスプレイをオンのままにし、-i はアイドル時のスリープを止め、-s はシステムスリープを止めます(電源接続時のみ)。-t は秒単位の制限時間、-w はプロセスの終了を待ちます。ふたを開けているならとても便利です。ただ、ふたを閉じたときのスリープは別の種類で、caffeinate だけでは止められません。バッテリー駆動のときは特にそうです。
出典:man caffeinate(オンライン版)
pmset disablesleep(ふたを閉じて、ディスプレイなし)
これなら本当に、ふたを閉じた MacBook が動き続けます。電源があってもなくても同じです。
sudo pmset -a disablesleep 1 # ふたを閉じても、ずっとスリープしない
sudo pmset -a disablesleep 0 # 元に戻すシステムの電源設定を変えるのでパスワードを求められます。そして自分でオフに戻すまで、再起動してもオンのままです。ここが危ないところで、戻すのを忘れてふたを閉じ、Mac をバッグに入れると、風通しのない中で動き続け、熱くなり、バッテリーも減っていきます。
使うなら:
0のほうを実行するリマインダーを設定しておく。- Mac は硬い平らな場所に、風通しよく置く。できれば電源につなぐ。
pmset -gで確認する。SleepDisabled 1と出たら、まだオンのままです。
出典:man pmset(オンライン版)
アプリ:同じことを安全装置つきで
アプリはこうしたスイッチを、タイマー、メニューバーのスイッチ、制限と組み合わせてくれます。
- Amphetamine は Mac App Store で無料。ディスプレイを閉じても起きたままにする設定ができます。
- Clacky の Keep Awake は、Mac と画面を 15 分、1 時間、2 時間、オフにするまで、または AI エージェントが終わるまで起こしておきます。オプションの Lid-closed mode(ふたを閉じても動かすモード)は上と同じ
pmset disablesleepのスイッチを使い、安全装置をつけています。 - オンにするときもオフにするときも、毎回 macOS がパスワードを求めます。隠れたヘルパーはありません。
- バッテリー駆動中は、残り 20% で自動的に止まります(10%、30%、または止めない設定も選べます)。
- スリープがオフのまま Clacky が終了しても、次の起動時にスリープを元に戻します。メニューにはいつでも Let My Mac Sleep Again… があります。
- 設定で許可するまではオフで、その横には「バッグには絶対に入れない」という注意書きがあります。
どの方法を使っても、起きたまま閉じた MacBook は動き続けています。風通しを確保してください。
よくある質問
caffeinate で、ふたを閉じても Mac は起きたままですか?
確実ではありません。caffeinate はアイドル時のスリープを止め、-s は電源接続時のシステムスリープを止めますが、ふたを閉じたときの動作は別に処理されます。クラムシェルモード(ディスプレイあり)か pmset disablesleep を使ってください。
ふたを閉じたまま MacBook を動かすのは良くないですか?
外部ディスプレイにつないで机の上で使うのはふつうのことです(それがクラムシェルモードです)。危ないのは、バッグの中や枕の下のように風通しのない場所で、閉じたまま起きている状態です。熱くなり、バッテリーも減っていきます。
pmset disablesleep を元に戻すには?
sudo pmset -a disablesleep 0 を実行します。pmset -g で確認して、SleepDisabled が 0 なら、スリープは元どおりです。
バッテリーでも、ふたを閉じたまま Mac は起きていますか?
クラムシェルモードには電源が必要です。pmset disablesleep はバッテリーでも効きます。だからこそ、バッテリー残量での停止(Clacky の 20% での停止など)があると安心です。
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